薬剤師さんの薬局バイトに活用できる基本接客術

ここでは、薬剤師の薬局アルバイトに不可欠な接客の基本について書いてみたいと思います。

どんなに接客が上手な人でも最初はだれでも素人です。いろんな失敗をしながら場数を踏んで、だんだん上手になっていきます。ですから、難しく考えたり構えたりする必要はありません。

接客で大切なのはほんの少しの思いやりと気遣いです。ようするに、自分がしてほしいことを相手にしてあげ、してほしくないことはしない。ただそれだけです。ですから、すばらしい接客も普通の接客も、実は大きな差はないのです。

ここでの内容は基本的なことばかりですが、接客が苦手な薬剤師さんの参考になればと思います。

薬剤師さんの薬局バイトで使える基本接客術

あいさつは感じのいい接客のキホン

接客でまず押さえておきたいポイントはあいさつです。当たり前のようですが、たかがあいさつ、されどあいさつです。感じのいいあいさつは誰にでもできます。

「おはようございます(こんにちは・こんばんは)薬剤師の○○です。よろしくお願いします」

このようにあいさつするだけで相手に丁寧な象を与えることができます。できれば、あいさつをするときに笑顔も添えてあげるとなおいいと思います。

何事もまずは形からです。職場の先輩などにこの人は感じがいいと思う人がいたらどんどんマネしてみましょう。

接客はマネからはじめる

接客が上手になる近道は、接客が上手な人のマネをすることです。もし職場に印象のいい接客をする先輩などがいたら積極的にマネしてみましょう。

これをやるポイントはなんとなくマネをするのではなく、徹底的に研究してマネすることです。その人の声のトーンや表情などを何も考えずただひたすらマネします。

そしてあなたが実際に接客をするときは、その人になったつもりでその人の接客を再現します。これを繰り返すことにより、あなたはその人の持つ感じのいい接客の印象に一歩ずつ近づいていけます。

つまらない接客スキルなどを学ぶよりも、これは効果があり、しかも手っ取り早い方法です。飲み込みの早い人ならこの方法ですぐに接客が上達できると思います。

ちなみに私は二十代のころから接客業に携わってきましたが、これを実践して飛躍的に接客スキルが向上しました。ちなみに、私は上司の声のトーンや表情だけでなく、癖までマネしました。

これぐらい徹底的に接客が上手な人のマネをすれば、だれでも接客が上手になれます。職場だけでなく、レストランの店員さんや美容室のスタイリストさんなど、身の回りに参考になりそうな人がいたらどんどんマネしましょう。この方法ならきっと楽しく接客を学べるはずです。

わかりやすい言葉を使って話す

患者さんにお薬の説明をするときは、その人にとって分かりやすい言葉を使うように心掛けましょう。

薬剤師さんから薬の説明を受ける人たちは専門家ではないので、むずかしい用語や表現は避けたいものです。患者さんがお年寄りだったら、お年寄りにわかりやすい言葉を、お子さんだったらお子さんに分かりやすい言葉を使うことです。

ここで重要になるのは思いやりとサービス精神です。相手の立場に目線を合わせて話をすれば、自然と使う言葉も相手にとって分かりやすい言葉を選ぶようになります。

普段の会話のなかで、できるだけカンタンな言葉を使って話したり説明したりすることを意識するのも良いトレーニングになるためオススメです。

親しみを込めても尊う気持ちは忘れない

よく病院や薬局でお年寄りの患者さんに対して家族に対して話すような言葉づかいで話している方を見かけることがあります。

これは本人も親しみを込めて話しているので100パーセントまちがいであるとはいえないのですが、できればお年寄りに話すときは、敬う気持ちを忘れずに、丁寧な言葉を使いたいものです。

お年寄りのなかには、こちらが思っているよりも言葉遣いや接客態度に敏感な人たちがいるので、注意が必要です。

薬局では患者さんのプライバシーに気をつけて

私はこれまでさまざまなサービス業の現場を見てきましたが、もっとも問題になることが多いのは個人のプライバシーに関することです。

薬局や病院においても、やはりこうしたプライバシーに関する問題が発生することがあるようなので、十分に気をつけてください。

患者さんは、自分の病名や症状などをご近所の人などには聞かれたくないものです。ですので、お薬の説明をするときや薬袋を手渡すときは細心の注意を払いましょう。

接客をたのしむ工夫

接客は気を使いますし疲れます。正直いって大変です。だから楽しむ工夫が必要です。

どうしたら仕事を楽しめるかは、人それぞれいろいろな方法があると思いますが、私の場合は、いつもゲーム感覚を常に自分のなかに取り入れるようにしています。辛いことや大変ことは楽しいゲームにしてしまうという発想です。

薬剤師さんなら、「きょうは患者さんに10回ありがとうと言われる」「普段笑わない患者さんを笑顔にする」といった目標を自分のなかに設定して接客に臨むという感じです。

誰かに強制されるノルマではなく、自分で決めた目標ならゲームになりもなります。ちょっとした遊び感覚で仕事はいくらでも楽しくなります。

ほかにも、苦手な上司から感謝されるゲームなんていうのもなかなかオモシロイです。これはほんの一例に過ぎませんが、よく考えれば仕事をたのしむ方法は無数にあるのではないでしょうか。

広くとらえれば、対人関係はすべて接客のようなものです。遊び心と想像力をフルに活用して接客をたのしみましょう。