アンサングシンデレラ第4巻を読み終えて

アンサングシンデレラ第4巻のイメージ

ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の放送スタートがコロナの影響で延期されていますが、原作マンガのほうは最新刊の第4巻がすでに発売されています。

たったいま、その最新刊を読み終えたところなので、印象が鮮明なうちに感想を書いておきたいと思います。

(ネタバレはないので、まだ読んでないひとも安心してください)

アンサングシンデレラ第4巻はどんな内容?

アンサングシンデレラ第4巻は、これまでの物語同様、薬剤師の役割と存在意義をあらためて考えさせられる内容です。

生理痛に苦しむ患者、OD(オーバードーズ)を繰りかえす患者、在宅で終末期を迎える患者、主人公たちがこういった患者たちとかかわっていくなかで、それぞれに描く薬剤師像にちかづこうと努力するすがたが描かれています。

これまでとちがうのは、第4巻では、主人公・葵みどりの後輩で、みどりの背中を追いかける相原くるみや、大手ドラッグストアに勤務する小野塚(第2巻・第8話に登場)が、自分自身と葛藤したり、将来について考える内容になっている点です。

重い生理痛に悩む患者が登場する第16話では、民間療法でもよくつかわる、あるハーブが登場します。

そのハーブはメディカルハーブ検定のテキストにも載っているくらい有名なハーブです。まだ第4巻を読んでいないひとは、ぜひあててみてください。

かんのいい薬剤師さんだったら、わかるかもしれません。

ODの患者が登場する第17話は、みどりの同僚で後輩にあたる相原くるみが、患者のために薬剤師の自分ができることを考え、自問自答しながら成長していこうとします。くるみちゃんとおなじように患者さんのために日々がんばっている薬剤師さんなら、きっと共感する内容です。

第17話から第20話までは、ナカノドラッグのOTC薬剤師・小野塚も物語に加わり、みどりたちといっしょに「薬剤師としてのこれから」について考えていくことになります。

みどりたちは、いま賛否両論ある「かかりつけ薬剤師制度」や「薬薬連携」についても真剣に議論していきますが、こういった議論はマンガの世界を超えておおいに盛りあがっていきそうですね。

アンサングシンデレラ第4巻を読み終えて

民間療法、OD、終末期医療などのテーマは、薬剤師にとっては、わりと身近なテーマといえると思いますが、反面、まだまだ知られていない部分も多いのかなと感じました。

実際、病院薬剤師と薬局薬剤師の業務はちがうものですし、薬局が担う役割にも幅があり、店舗によっても業務がまったくちがう場合があるからです。

主人公の葵みどりも、ときどき口にしていることですが、おなじ薬剤師でも他領域にかんしてはわからないことが多いというのが、多くの薬剤師さんの実感ではないでしょうか。

現場で実際に患者さんと向き合う若い薬剤師さんたちのなかには、アンサングシンデレラのみどりちゃんみたいな薬剤師になりたい!という憧れを抱くひともいれば、患者さんひとりにここまでできるかな?といった不安を感じるひとも、たぶん、いるのではないかと思います。

でも、たしかにいえるのは、薬剤師の「これから」、そして医療の「これから」を考えるうえで、アンサングシンデレラは大きな役割を果たしているということ。「薬学生のバイブル」といわれる理由も、そこにあるのだと思います。

チーム医療や医療連携といった新しい課題に、みどりを中心とした若い世代の薬剤師たちが、どう向き合っていくのか、今後もたのしみです。

マイナビ薬剤師

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