ママ薬剤師さん

『パート薬剤師も産休と育休をとることができるの?』

 

こんな疑問をもっている人は意外に多いのではないでしょうか?

 

また、制度について会社の人に聞きたくてもなかなか聞けない・・・。そんな人もきっと少なくないのではないかとおもいます。

 

このページでは、パート薬剤師の産休と育休について解説していきますので、参考にしてください。

 

パート薬剤師も産休と育休を取得できる

さっそく結論ですが、パート薬剤師、あるいは派遣薬剤師であっても、産休と育休の取得は可能です。また産休・育休中の手当や給付金についても、一定の要件をクリアしていれば雇用形態に関係なく受給できます

 

法律の観点からみると、産休は法律上、会社の従業員であれば、正社員・パートを問わず、だれでも取得できることになっています。権利の取得には条件がもうけられていません。

 

いっぽう育休はというと、雇用形態は問われませんが、産休とはちがって取得には条件がもうけられています。

 

具体的には、次の条件をクリアしている必要があるので注意してください。

 

  1. 同じ会社で1年以上働いている
  2. 子どもが1歳になったあとも今の会社で働く予定がある
  3. 子どもが2歳の誕生日をむかえる前々日までに労働契約が終了しない

 

このように、いちおう条件はもうけられていますが、育休がとれるかとれないかは会社の規定によって様々だとおもいますので、取得条件を満たしているかどうかビミョーな人は、一度会社に確認しておくことをオススメします。

 

ちなみに、産休は「労働基準法」という法律によって、育休は「育児介護休業法」という法律によって、それぞれ定められています。

 

ご参考までに。

 

そもそも産休と育休って?

産休とは?

わたしたちが産休といっているのは、正式には「産前産後休暇」のことをいいます。出産前と出産後に取得できる休暇といえばわかりやすいですね。

 

産前の休暇は、出産予定日の6週間前(双子の場合は14週間前)からとることが可能です。

 

産後休暇は8週間まで認められています。なお、産後8週間は原則、法律で働いてはいけないことになっていますが、医師が許可した場合にかぎり、産後6週間から働くことは可能です。

 

育休とは?

育休とよばれている「育児休暇」は、子どもが1歳になるまでのあいだ、本人が希望することによって休暇をとることができるシステムのことです。

 

この育休ですが、保育園がみつからないといった事態になったときは、事前に申請することで、子どもが2歳になるまで延長することが認められています。

 

(育休を延長する場合は、延長を申請するタイミングが法律で決められているので、あらかじめ確認しておくことを忘れないようにしてください。)

 

なお、育休の延長を3歳まで認めている会社などもあり、子育て支援の制度も会社によってさまざまです。

 

転職してすぐに妊娠していることがわかったら?

『転職したばかりの会社で妊娠していることがわかったらどうなるの?』

 

その場合も、基本的には上で説明したとおりです。(産休は無条件で取得可。育休は一定条件を満たしていることが前提となります。)

 

たとえば、転職して6か月目に妊娠していることがわかったとしましょう。

 

この場合、産休は認められますが、育休の条件の1つである「同じ会社に1年以上勤務している」という条件はクリアできていないので取得できないことになります。

 

とはいえ、まったくもって可能性がないかといえば、そうとも言い切れません。

 

先にも触れたように、いちおうは法律で定められている育休を取得するための条件も、会社ごとに異なるからです。

 

また、派遣社員であれば、雇用期間が1年に満たない場合でも育休を取得できる場合があります。

 

たとえば派遣会社が薬キャリであれば、派遣で3か月継続して働いていれば、育休をとることが可能です。

 

このシステムを利用すれば「育児休業取得証明書」も発行してもらうこともでき、復職の予定があることを明らかにできるので、保育園の選考にも有利になるといわれています。

 

育休の条件をクリアできていないけど、どうしても育休を取りたいという人は、荒業かもしれませんが、このようなシステムを戦略的に活用するのもアリかもしれません。

 

とはいえ、入社後すぐに産休と育休をつづけてとられるのはさすがに困るという事業所も多いはずですし、本人もなかなか勇気が必要なことだとおもいますので、その辺は前もって理解しておく必要があるでしょう。

 

このように、育休が取得できるかどうかはケースバイケースの部分もあるので、まずは勤務先の会社に相談してみてください。派遣社員の人は派遣会社に育休の取得が可能かどうか確認しておきましょう。

 

出産・子育て環境は会社規模によってもちがう

出産・子育の環境は会社規模によってもちがってきます。

 

大手は制度が整っていて、制度の周知もしっかりとおこなっている場合が多いです。なので、産休・育休は比較的取得しやすいかとおもいます。

 

いっぽう、中小の薬局になると、制度の運用や周知という点では大手のレベルに至りませんが、大手よりも経営者との距離が近いというメリットがあり、妊娠や子育てについて相談しやすい環境があります。

 

育休の取得率は、中小の薬局のほうが高いという意外なデータもあるほどです。

 

大手は大手で、女性の子育て支援はコンプライアンスにもかかわってくるところなので、わりとマジメに子育て支援制度を充実させようと努力しています。

 

このように、会社規模によって子育て支援環境にもちがいがあることを頭に入れておくと、転職先を選ぶときに役立ちます。

 

事業所によってはブラックな実態も

産休・育休は、労働者が申し出たときは、事業者はそれを拒否することはできません。

 

しかし、事業所のなかには出産の直前まで産休を認めなかったり、産休を申しでたときに減給処分にする、退職を促すといった違法行為をおこなうケースもあります。

 

また、育休についても前例がないという理由で取得が認められなかったという事例が報告されています。もちろん、交渉や法的手段によって権利を認めてもらうことも可能です。

 

しかし実際には、そうすることで職場の人間関係が悪くなったり、あからさまに嫌みをいわれたり嫌がらせをされたりして継続して働くことがむずかしくなり、結果として会社を辞めなくてはならなくなるかもしれません。

 

会社規模でいえば、規模が小さめの薬局は人員の余裕もあまりないため、かんたんに産休や育休の取得を認めてくれない場合もあるようです。

 

「休暇をとるなら辞めてほしいと」といわれた、「いろいろな理由をつけられて、退職に追いやられた」という話も、残念ながらときどき聞く話です。

 

もちろん、会社がそのような対処をすることは法律違反ですので、従業員は法的手段にうったえることができます。

 

しかしながら、頑張って権利を認めてもらっても根本的な解決に至らないと従業員が判断した場合は、やはり退職を選択せざるをえない状況に追い込まれてしまうのが実態のようです。

 

産休・育休後の円満な職場復帰のために

産休・育休が権利とはいえ、休暇をとるときは周囲への感謝や気配りをわすれないことも、スムーズな職場復帰のためには欠かせないことです。

 

どうしてかはおわかりですね。あなたが休暇を取ることで、その穴をほかの人に埋めてもらわなければいけませんので。

 

復帰が前提なら、まちがっても休暇は権利なのだから当たり前、というような考えや振る舞いは避けるべきでしょう。

 

具体的な立ち振る舞いについては、『産休・育休に入るまえにやっておくべきこと 挨拶メール・引継ぎ・お菓子配り etc』という記事にくわしく書いてあるので参考にしてみてください。

 

 

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