コストコは薬剤師の給料が高いの?募集情報と評判から検証してみた

コストコの外観

「コストコの薬剤師は給料が高い?」

「評判や口コミはどうなのかな?」

「パート薬剤師の時給はどう?」

アメリカ発の会員制倉庫型スーパー、コストコ。転職先やパート・アルバイト先として気になっている薬剤師さんが多いのではないでしょうか。

コストコは薬剤師の給料が高いといわれていますが、実際のところは、どうなのでしょうか。当サイトでは、さまざまな募集情報や評判を収集し、実際に検証してみました。

転職に必要な情報をなるべく多くカバーできるように、最新の情報をまとめましたので、コストコに転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

コストコの薬剤師の給料はどれくらい?

コストコは薬剤師の給料システムに特徴があります。そのもっとも大きな特徴は、評価制度をオープンにするという理由で、正社員もパートも同じ時給制が採用されていること。

下記は、コストコの正社員薬剤師とパート薬剤師の時給です。

時給

  • スタート時給:2,900円
  • 時間外・休日時給:3,915円
  • 深夜時給:3,625円

昇給と手当

  • 最高3,300円まで1000時間毎に50円昇給
  • 祝日(土日含まず)は特別時給
  • 1日の休憩時間のうち最高30分まで給与を支給

コストコの薬剤師募集要項には、時給3,300円で働いた場合のモデル月給が57万円になることが記載されています。

実際に時給ごとの月給をシュミレーションしてみましょう。シュミレーションは週40時間勤務で1か月を30日として計算します。

スタート時給2900円の場合
時給2900円×177.14時間=513,706円

最高時給3,300円の場合
時給3,300円×177.14時間=565,686円

 

最高時給で働いた場合の月給は、コストコのモデル月給のとおり、およそ57万円となりましたね。実際の月給は、各種手当が含まれるので、この計算の月給よりも高くなると思われます。

スタート時給の2,900円でも年収600万円は超えそうです。時給3,300円なら年収700万円にも手が届くかもしれませんね。

というわけで、コストコの薬剤師の給料は、他社の調剤薬局やドラッグストアとくらべても、それなりに高い水準といえそうです。

管理薬剤師の給料は年俸制

コストコでは、正社員もパートも基本的には時給制の給料システムなのですが、管理薬剤師は年俸制となります。

管理薬剤師については、公式にはモデル年収などは示されていませんが、経験・能力によっては高年収が狙えそうです。

高年収が狙える根拠は、下記のような求人にあります。

上の求人はコストコの管理薬剤師を募集する求人ですが、年俸は770万円で管理薬剤師の年収としてみても非常に魅力のあるものです。

この求人では、「転勤なし」という条件もついているので、それをプラスアルファとして考慮すれと、なかなか魅力的な求人のように思えます。

(もし転勤が可能ならば、さらに条件はアップするかもしれませんね)

ちなみに、コストコでは、一般薬剤師から管理薬剤師に昇格することもできますが、コストコの給料システムでは、管理職に昇格した時点で時給制から年俸制(昇給年1回)に切り替わるということも覚えておいてください。

年収800万円の求人も!

コストコの薬剤師求人のなかには年収800万円の求人も実際にでています。

下記は「オペレーション部薬局部門マネージャ」の求人です。

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【雇用形態】正社員

【特色】高額求人 土日休み 残業少なめ 夜勤なし 転勤なし 教育体制充実 ブランクありOK 経験者優遇 再雇用制度有り 寮・住宅補助あり 車勤務OK

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【勤務地】神奈川県川崎市川崎区

【業種】ドラッグストア(調剤あり)

【仕事内容】・コストコ内の調剤薬局の運営管理全般・各倉庫店(店舗)における薬局マネージャーの指導教育・オペレーション部長へのレポート※週の8割は出張がございます。

【給与】年収800万円※年齢、経験、能力を考慮し、会社規定により決定します。<昇給>年1回あり<手当>通勤手当 残業手当・薬剤師賠償保険加入・コストコ会員年会費無料(従業員及び家族2名まで無料付与)・超過勤務手当 ・401k (退職金としての確定拠出年金) ・メガネ・コンタクト購入クーポン

【福利厚生】雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、損害保険確定拠出年金401k、育児休暇制度、介護休職制度、その他制度

【就業時間】09時00分~18時00分(休憩60分)※裁量労働制

【休日】完全週休2日制 完全週休2日制(土・日) 祝日 年末年始休暇 有給休暇 慶弔休暇 出産・育児休暇 その他休暇 疾病休暇、産前産後休暇、育児休業、介護休業、特別休暇

上の求人は「週の8割は出張」という忙しそうな条件ですが、年収800万円はすごいですね!

評価制度とキャリアアップはどうなってるの?

コストコでは、評価制度とキャリアアップにおいて、常勤・非常勤という区別は設けていません。雇用形態のちがいはあくまで働き方のちがいです。

正社員もパートもアルバイトも、賃金は時給制ですし、昇給も一定のレベルまでは、勤務時間に合わせて等しく自動的に昇給するシステムとなっています。

昇進の機会も常勤・非常勤を問わず、平等に与えられており、時給アップが頭打ちになった時点で、社内公募に手をあげて管理職を目指すことも可能です。

一見すると、正社員とパートアルバイトでは職責や待遇にまったく差がないようにみえるかもしれませんが、正社員はパート・アルバイトよりも責任範囲が広いですし、拘束時間も長いため、そのぶん、ボーナスをはじめとする福利厚生の面でパート・アルバイトよりも優遇されています。

一定のラインまで勤務時間に応じて一律に昇給する評価システムなので、個人の能力による差が出にくいシステムといえますが、管理職以上を目指す人にとっては、昇進の機会など、さまざまな面において差が出る評価制度になるように工夫されているようです。

コストコのイメージ2

コストコの評判は?

ここまでみてきたように、コストコは薬剤師の給料水準が高いことがわかりました。ただ、やはり気になるのは、実際に現場で働いている人たちの評判ですよね。

下記に、コストコの口コミをピックアップしてみましたので、転職を検討している人は参考にしてください。

ただし、すべて個人による口コミですので、コストコの実情をかならずしも反映しているとは限らないことに留意してください。

コストコの悪い口コミ

  • 勤務時間による評価なので仕事ができる人もできない人も同じ評価になる
  • 能力が高く仕事ができる人が不満を抱きやすい一律の評価制度
  • グローバル企業ならではの慣習やルールがあって最初は戸惑う
  • ボーナスは時給が頭打ちになってからの支給となる
  • チームで仕事をしているという感覚がすくない
  • 薬剤師の仕事に対する会社側の理解が浅い
  • 管理職はサービス残業になる傾向がある
  • 他者で活かせるスキルが身につかない
  • 給料はいいけどやりがいはない
  • 資格取得の補助や優遇はない
  • 研修が充実していない

コストコの良い口コミ

  • 女性が優遇されていて子育てにも理解がある(突発休みや呼び出しなど)
  • 男女の差・年齢・障害に関係なくチャンスをあたえられる社風がある
  • スタート時給が高く、だれもが同じ就業時間数で最高時給になる
  • 福利厚生が充実している。独特のルールも慣れれば働きやすい
  • 日本の会社のように周囲によけいな気をつかわなくていい
  • パートでも週20時間以上の勤務が確保されている
  • 勤務時間と休憩時間はしっかり守ってもらえる
  • 有給は100%消化する決まりになっている
  • 祝日に出勤すると振替休日を取得できる
  • アルバイトから社員になることもできる
  • 病気の際の長期休暇が取得しやすい
  • 男性でも育休を取得する社員がいる
  • 残業をしないことが奨励されている
  • これからの成長が期待できる会社
  • 週休2日がきちんと守られている
  • 女性管理職がたくさんいる
  • 1分単位で残業代がつく
  • 復職しやすい

どちらともいえない口コミ

  • 人によって会社との相性がある。すぐにやめる人もいれば長く務める人もいる
  • 時給が高いのでパート・アルバイトは税金のことも考えて働くほうがいい
  • 会社の将来性はどれくらい国内の店舗を増やせるかにかかっているのでは
  • 能力給を導入すれば優秀な人材があつまりやすいと思う
  • 下の名前で呼びあうルールがある
  • 仕事ができなくても給料が上がる

パート薬剤師とアルバイト薬剤師の働き方のちがいは?

パート薬剤師とアルバイト薬剤師のちがいについてですが、時給は同じですが、働き方のちがいがあるので注意してください。

コストコでは、週20~30時間のシフト制勤務となるのが「パートタイマー」、週20時間に満たない勤務時間となる働き方が「アルバイト」と区別されているようです。

パートは週20時間を超えるので社会保険にも加入できます。

あとは福利厚生などが若干ちがっています。詳細については、コストコ公式サイトの薬剤師募集要項に記載されていますので確認してください。
https://www.costco.co.jp/p/?lang=ja

さて、口コミにもありましたが、パート・アルバイトで働くときに注意したいのが、税金のことです。

コストコでパート薬剤師として勤務すると、必然的に扶養枠を超えることになるので、扶養内の勤務を希望する人は、応募のときにアルバイト薬剤師として勤務したい旨を伝えておくほうがいいでしょう。

ボーナスはでるの?

コストコの公式サイトに掲載されている薬剤師募集要項には、ボーナスに関する記載がないので気になっている人が多いようですね。

コストコでは、ボーナスが支給されるのが入社3年半以降(時給がマックスになってから)という条件になっているようで、この基準は正社員・パート・アルバイト共通のようです。

ボーナスに関しては求人によって変わってくる可能性もあるので、ボーナス支給のタイミングや額について詳しく知りたい人は、コストコの採用窓口もしくは転職エージェントに確認してください。

コストコの求人探しは転職会社の活用がオススメ

コストコの薬剤師求人をさがすのなら転職会社を活用するほうがメリットが多いです。

まず、希望にあう求人があるかどうかを転職会社が代わりにさがしてくれるので、手間が省けること。

2つめの理由は、応募するまえに勤務先となる店舗の情報収集ができること。もちろんリアルな評判もエージェントを通して応募前にたくさん聞いておくことが可能です。

3つめは、これがいちばん大きなメリットなのですが、エージェントに給料の交渉をしてもらえることです。給料交渉を自分でおこなうのは、なかなかハードルが高いので、ぜひエージェントを活用してください。

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募集職種と選考プロセスについて

コストコは、基本的に調剤とOTCの両方をこなす薬剤師を募集していますが、現状ではOTCのみの募集となっている店舗もあります。応募資格については、薬剤師免許をもっていれば一応、誰でも応募できます。

ただし選考は、まず最初に書類選考をクリアする必要があるので、応募が多い場合は、実務経験者が有利になると考えておいたほうがよさそうです。

書類選考を通過すると、1,2回の面接を経て内定となります。

コストコの詳しい採用事情については、転職会社が細かく把握していますので、選考をパスできるかどうか不安な人は、応募前に情報収集をしておくことをオススメします。

ワークライフバランスについて

コストコの正社員薬剤師の年間休日は120日なので、他社と比較しても多いほうです。

正社員の場合、9:30~21:30の営業時間のなかで8.5時間拘束(週40時間勤務)のシフト制となります。

週休や育休はしっかり取れるようですが、念のため、店舗ごとの就労環境(仕事の忙しさや・残業時間など)についても、エージェントから情報を入手しておくといいですね。

コストコの口コミを見ると、残業はほとんどなく、有休の消化率は高いようです。こういったことから、ワークライフバランスについては、非常に充実しているといえそうです。

なお、転勤については、管理職以上で発生する可能性がありますが、強制ではなく希望制のようです。

新店などでは管理薬剤師の人材が不足している店舗もあるようで、上記に挙げた管理薬剤師の求人例のように、「転勤なし」という条件で年収700万円台後半の求人がでるのも、そういった理由がいくらかあるのではないかと思います。

女性の働きやすさは?

コストコ全体でみると、従業員の男女比率は半々ですが、管理職に占める女性比率は3割となっており、他社よりも高めです。

(コストコは現在、女性管理職の割合を半数にまで引き上げることを目標にしています)

また、コストコは経験のある人材に長く働いてもらいたいという観点から、女性がいったん管理職に就いたとしても、出産や子育てで管理職の業務をまっとうできないと自ら判断した場合は、一時的にキャリアダウンを申し出ることもできるようにしています。家族の介護などが理由の場合でも同様です。

ちなみに、コストコでは、自分の意思でキャリアダウンをした場合でも、その後の昇進に影響がでることはないといわれています。

さすが、この辺は米国企業ですね。

コストコはこんな会社

コストコは世界中に700店舗以上の倉庫型スーパーを展開するチェーンストア。

日本では2013年に国内初となる店舗がオープンし、オープン以前の予約者が5万人を超えるなど、一躍話題に。2019年現在、コストコ日本国内には26店舗を出店しています。

ほとんどの店舗には薬局が併設されており、薬剤師の募集も、常勤・非常勤を問わず、随時おこなわれている状況です。

店舗数が少ないので、求人数はそれほど多くはありませんが、話題性が高いため、転職を希望する薬剤師さんが増えています。

転職先としてみるコストコは?

ここまで、コストコについて様々な角度から見てきましたが、給与やワークライフバランスの点では、非常に満足度が高い会社といえそうです。

コストコのワークライフバランスの充実度は、ここでみてきた口コミからも、なんとなく想像できるのではないでしょうか。

ただし、コストコに転職するとしても、当然ながらメリットもあればデメリットもあるわけですから、それらを天秤にかけて冷静に転職を判断したいですね。

たとえば、実際にコストコで働いていた人のなかには、会社が外資系なので、上司が法令や薬剤師の仕事についてあまり理解していないという人もいます。

また業態がスーパーであるという特性上、薬剤師の教育環境も充実していないといわれていますので、スキルアップを希望する薬剤師さんにとっては、あまり良い環境が用意されている会社とはいえないかもしれません。

薬剤師以外の仕事に駆り出されることも多く、モチベーションを維持するのが難しいという人もいます。

こういった点が、コストコで働くうえでは考慮すべき点となりそうですが、給与やワークライフバランスの面では、非常に評価が高い会社といえそうなので、人によっては転職先として十分に満足できる会社かもしれません。

特徴がはっきりとしていて見えやすい分、転職先としての評価は大きく分かれるところではないでしょうか。

いずれにしても、転職の是非を判断するためには情報収集が必須です。

転職エージェントはコストコだけでなく他社の社内事情にも精通していますので、条件を比較したり、転職についてアドバイスをもらったりするとよいと思います。うまく活用してください。